音のない海をDJIドローンで見守る、デフサーフィン世界大会で「ドローン避難誘導システム」実証へ
- 10月21日
- 読了時間: 4分
更新日:10月21日
| 世界初、“光で導く防災ドローン”がサーフィン大会を見守る
株式会社TRIPLE7(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岩岡真吾)は、2025年11月8日(土)〜9日(日)に千葉県白子町で開催される国際大会「ワールドデフトリプルSゲームズ2025(WDTSG2025)」の大会の中で行われる「メローカップ世界デフサーフィンチャンピオンシップ」において、聴覚障がい者アスリートの安全を守る「ドローン避難誘導システム」を実証します。
「ワールドデフトリプルSゲームズ2025(WDTSG2025)は、デフリンピック記念として開催される国際競技会で、サーフィン・SUP・スケートボードの3種目を正式競技化することを目指すものです。
日本を含む10カ国以上から選手・関係者約200名が参加し、来場者は3,000名を超える見込みです。

| 課題:「音のない海で、どう命を守るか」
聴覚障がい者のアスリートたちは、津波警報や避難サイレンなどの“音”を感知することができません。
従来の防災体制は陸地から会場の選手たちに向けて大きい赤い旗を振るだけで、緊急時の避難誘導が遅れるリスクが指摘されていました。
TRIPLE7はこの課題に対し、「光」と「ドローン」を組み合わせた新しい避難誘導の仕組みを提案します。

| 実証:「ドローンによる光の避難信号」
白子町役場・地元警察・レスキュー隊と連携し、TRIPLE7(NAPAドローンアカデミー運営)がDJI Matrice 4TDを活用。
AIによる人物検知機能を用いて常に海上の選手位置を把握します。
緊急時には、高光量ライトを点滅させながら選手周囲を旋回し、視覚的な信号によって避難方向を誘導します。
この仕組みは、聴覚障がい者だけでなく、海水浴客や漁業関係者など、あらゆる人々の防災体制にも応用できる可能性を秘めています。

| 耳の聞こえないパイロットたちが支える現場
TRIPLE7には、聴覚障がいを持つろう者ドローンパイロットも所属しており、彼ら自身がこの防災実証のオペレーションに参加します。
「音のない世界でも、自分たちの力で命を守る」 この強い想いが、今回のプロジェクトを動かす原動力です。
TRIPLE7は、ドローンを使う人が誰であっても安全を担える社会の実現を目指しています。

| 実証スケジュール
飛行日程:2025年11月8日(土)〜9日(日) ※予備日:11月10日(月)
飛行時間:7:00〜16:30
飛行場所:千葉県白子町 古所海岸
予行訓練:2025年10月5日、地元警察・レスキュー隊と合同実施済
当日は、海上での避難誘導デモンストレーション、聴覚障がいパイロットの操作シーン、自治体・レスキュー隊の連携風景など、貴重な実証映像が多数予定されています。

| 株式会社TRIPLE7について
株式会社TRIPLE7は、代表・岩岡真吾(元JAL国際線パイロット)が20年間で培った航空安全の知見と教育ノウハウを基盤とするドローン専門企業です。
国家資格対応スクール「NAPAドローンアカデミー」を運営し、これまでに70名以上の聴覚障がい者パイロットを輩出。安全・多様性・実用性を兼ね備えたドローン教育と運用支援を行っています。
TRIPLE7は今後も、防災・教育・インフラ・スポーツなどの多様な分野において、「人と社会を守るドローン技術」の実用化を進めてまいります。
「私たちは“ドローンを飛ばす会社”ではなく、“安全を設計する会社”です。 音のない世界でも、光とテクノロジーで命を守る──それがTRIPLE7の使命です。」 — 株式会社TRIPLE7 代表取締役 岩岡真吾

ドローンの業務導入をご検討中の企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 導入設計から実証、制度対応、運用構築に加え、国家資格の取得支援や企業向けの安全研修まで、現場ニーズに合わせた最適なご提案をさせていただきます。 ◾️ お問い合わせ先 株式会社TRIPLE7
Mail: drone_div@triple7.biz
Tel: 03-6826-0303
◾️ NAPAドローンアカデミー
Tel: 047-770-0918

