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ドローンの安全は、飛ぶ前に決まる|元国際線パイロットが大切にするブリーフィングとデブリーフィング

6 時間前
読了時間: 5分

監修:岩岡真吾(株式会社TRIPLE7 代表取締役/元JAL国際線パイロット)

最終更新日:2026年10月11日


「飛ぶ前に、何を決めていますか?」

旅客機のパイロットは、どのフライトでも、飛ぶ前に必ず打ち合わせをし、飛んだあとに必ず振り返ります。

TRIPLE7は、この習慣をドローンの仕事にも取り入れています。国際線パイロットとして約20年、ボーイング747・777で飛んできた代表・岩岡真吾が、いちばん大切にしていることのひとつです。


この記事の要点

  • ブリーフィングは飛ぶ前の打ち合わせ、デブリーフィングは飛んだあとの振り返り

  • 飛ぶ前に「危険・役割・止める基準」を全員でそろえる

  • 飛んだあとは、その日のうちに振り返り、次の現場に生かす

  • 高圧洗浄の業者選びでは「どうなったら止めるか」を確かめる





目次


1.ブリーフィングとデブリーフィングとは


ブリーフィングは、飛ぶ前にチーム全員で行う打ち合わせです。デブリーフィングは、飛んだあとにチーム全員で行う振り返りです。

航空会社では、どのフライトでも当たり前に行われています。機長と副操縦士、客室乗務員、整備士など、立場の違う人たちが同じ情報を持ち、同じ基準で動くための時間です。

ドローンの仕事も、一人で飛ばしているように見えて、実際は操縦する人、まわりを見る人、地上で機材を扱う人などのチームで動いています。だからこそ、同じ習慣が役に立ちます。


現場でドローンの飛行をチームで見守るTRIPLE7のパイロットたち
現場では、チーム全員でドローンの飛行を見守ります

2.飛ぶ前に、全員で決める3つのこと


TRIPLE7は、どの現場でも、飛ぶ前に次の3つをチーム全員で決めています。

  • 現場の危険を、先に共有する:その日の天気や風、まわりの建物や人の通りなど、気をつける点をそろえます

  • だれが何をするかを決める:操縦、まわりの見守り、機材の扱いなど、一人ひとりの役目をはっきりさせます

  • どうなったら止めるかを決める:作業を止める基準を、飛ぶ前に全員で共有します

「止める基準」を、現場で迷いながら考えるのではなく、飛ぶ前に全員でそろえておく。これが、落ち着いた判断につながります。


飛行前に洗浄用ドローンの機体と接続部を点検するTRIPLE7のパイロット
飛ぶ前に、機体と接続部を点検します

3.飛んだあとに、振り返ること


飛んだあとは、その日のうちに振り返ります。

  • うまくいったこと、ヒヤリとしたこと:どちらも、その日のうちにチームで話します

  • 次の現場に生かす:気づいたことを、手順の見直しにつなげます

うまくいったことも振り返るのは、良いやり方を、チームの「当たり前」にするためです。


4.規模や時間に関わらず、毎回続ける


短い撮影でも、大きな現場でも、やることは同じです。話し合いで始めて、話し合いで終える。

規模や時間に関わらず毎回続けることで、チームの判断が少しずつそろっていきます。


代表・岩岡真吾による企業向けのドローン安全教育の講義(株式会社TRIPLE7)
航空会社の安全管理の考え方を、ドローンの現場に合わせてお伝えしています

5.ドローン高圧洗浄の現場でも、同じように


ドローン高圧洗浄は、地上のポンプからホースで水を送り、ドローンに付けたノズルから吹き付けて洗う作業です。操縦する人だけでなく、まわりを見る人、地上で機材を扱う人が、ひとつのチームで動きます。

だからこそ、洗浄の現場でも、飛ぶ前のブリーフィングを欠かしません。TRIPLE7では、たとえば次のことを行っています。

  • 作業を止める基準を、飛ぶ前に決めて、関係者と共有する

  • 作業エリアの下の立ち入りを管理する

  • ノズルは、抜け防止のロックピン付きの継手で固定する

洗浄の業者を選ぶときは、価格や仕上がりだけでなく、「どんな体制で作業し、どうなったら止めるのか」を説明してもらえるかも、ぜひ確かめてみてください。


ドローン高圧洗浄の現場で、無線で連絡を取り合うTRIPLE7のチーム
洗浄の現場では、無線で声をかけ合いながら作業します

洗浄の現場での安全は、こちらの記事でくわしくご紹介しています。




6.ドローンを業務で使う企業の方へ


社内でドローンを飛ばす部署が増えると、「担当者ごとに判断がちがう」という声をよく聞きます。

TRIPLE7では、航空会社の安全管理をもとに、運航マニュアルやチェックリストの作成、安全管理計画書、CRM・TEM研修、現場の運航の見直しまで、ドローンの安全運航体制づくりをお手伝いしています。

TRIPLE7の安全管理の考え方は、こちらでもご紹介しています。




よくある質問


少人数の現場でも、ブリーフィングは必要ですか?

はい。人数が少ないほど、一人ひとりの役目が大きくなります。短い時間でも、現場の危険・役割・止める基準の3つは、飛ぶ前にそろえておくことをおすすめします。


デブリーフィングでは、失敗を責めるのですか?

いいえ。だれかを責めるためではなく、次の現場をより安全にするための時間です。うまくいったことも一緒に振り返ります。


ドローン高圧洗浄を頼むとき、安全面で何を確かめればよいですか?

どんな体制で作業するのか、どうなったら作業を止めるのか、作業エリアの下の立ち入りをどう管理するのかを、事前に説明してもらえるかを確かめてください。発注前に確認したい項目は、「ドローン高圧洗浄を依頼する前に確認したい10項目」の記事にまとめています。


ご相談・お問い合わせ


ドローンの安全管理や、高圧洗浄の現場の体制について、お気軽にご相談ください。次のことをお知らせいただけると、ご案内がスムーズです。

  • ドローンを使っている業務、または依頼したい作業

  • 今の運用で困っていること

  • ご希望の時期

土日を除き、2営業日以内にご返信します。



株式会社TRIPLE7(トリプルセブン)

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